『スマホ脳』

こんにちは!!
西の読書めがねです。


突然ですか、みなさんは1日どれくらいスマホを使っていますか?


ちなみに私は、平均して2時間くらい使っています。


現代を生きていくうえでスマホの無い生活というのは、考えられないのではないでしょうか。


一方でスマホを使いすぎてしまうことには、様々な問題もあります。


ということで、今回紹介する本は、2020年にベストセラーになった『スマホ脳』です。


かなり話題になった本ですので読んだ方もかなりいらっしゃるとは思いますが、良かったらお付き合いください。



どんなところが自分のためになった?


先程も書いたように、今回紹介する『スマホ脳』は、かなり話題になった本紹介ですので、今回は自分にとってためになったことを中心に話していきたいと思います。


私がこの本を読んでよかったことは、大きく2つです。
1つ目がスマホを長時間使用することの危険性を認識できたこと。
2つ目が幸せになるための具体的な方法がわかったことです。


1つずつ話していきます。


スマホを長時間使用する危険性?
まず、スマホを長時間使用することの危険性についてですが、私が特に問題だと思ったのは集中できなくなることです。


この集中できなくなることについて著者は、本の中でこのように述べています。


絶えず新しい情報が顔を出せば、脳は特定の情報に集中する時間がなくなる上に、限られた作業記憶がいっぱいになってしまう。テレビがついている中で勉強しようとして、おまけにスマホもいじっている。脳はあらゆる情報を処理することに力を注ぎ、新しい長期記憶を作ることができなくなる。だから読んだ内容を覚えてられないのだ。



この部分を読んで確かに最近集中力がなくなった気がしていたので、どきりとしました。


確かにスマホからは、絶えず色々な新しい情報が流れてきます。


その情報の海に溺れてしまい、脳が疲れてしまうのもしょうがない気がします。


また、テレビを見ながらスマホをいじっていることもよくあります。


マルチタスクは、集中力を分散させて、脳を酷使してしまうことであることが分かりました。


そこで、1つのことに集中するように、テレビや動画などを見る時はスマホを手の届くところに置かないようにしました。


すると、以前より内容に集中できるようになりました。


また、スマホの睡眠に対する影響も注意が必要です。


本に詳しく書いてあるのですが、脳はスマホのブルーライトを浴びると日光を浴びたと勘違いしてしまい、朝だと思ってしまうそうです。そのため、睡眠に悪影響が出てきます。


睡眠は、私達が健康的に過ごしていくためには、なくてはならないものです。


勝間和代氏も「圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!勝間式ネオ・ライフハック100』の中で述べているように睡眠時間は、7時間から8時間は必要なようです。


睡眠時間が7時間以上必要となるとスマホを長時間使うことはもったいなくなります。


この他にもスマホの長時間使用による危険性については、本を読んでみてください。


幸せになるには、どうしたらいい?
幸せになるには、様々な方法があるかとは思いますが『スマホ脳』を読むと幸せになるためのヒントを知ることができます。


その幸せになるヒントとは、人間の性質を理解するということです。


このことは、『スマホ脳』の核心的な部分だと思います。
印象的な箇所を引用したいと思います。


なぜ、これほど多くの人が、物質的に恵まれているのに、不安を感じているのだろうか。今までになく他人と接続しているのに、なぜ孤独を感じるのか。それが次第にわかってきた。答えの一部は、今、私たちが暮らす世界が人間にとって非常に異質なものだという事実だ。このミスマッチ、つまり、私達を取り巻く環境と、人間の、進化の結果が合っていないことが、私たちの心に影響を及ぼしているのだ。


つまりは、私たちの体は現代社会に適用できていないということです。


そのため、不安やストレスを強く感じてしまうのです。また、著者はスマホがそんな不安やストレスを助長している可能性があると述べています。


一方でこのことが幸せになるためのヒントにもなると私は思います。


要は私たちの体は、そういうものであるということを理解したうえで、どうしたら幸せになるのかと言うことを考えていくということです。


私は、『スマホ脳』を読んで幸せになるために、夜9時以降にスマホや、電子機器に触らない。
週末には、運動をする。マルチタスクをなるべくしないようにしています。


このことをやり始めてから、精神的に安定したように感じています。


読書をすることで、このように色々な知識を得られて、幸せになるためのヒントが得られます。


得られたヒントを基にして少しずつ行動していければ、徐々に幸せになっていきます。


まとめ


いかがでしょうか。
『スマホ脳』に興味を持っていただけたでしょうか。
少しでも興味をもっていただけた方は、是非読んでみてください。


読んだことない方は、目からウロコがおちるかと思いますし、一度読んだことがある方ももう一度読み返すと新たな発見がある本だと思います。


大ヒットするには、理由があると思わせる本です。


ちなみに同じ著者の書いた『運動脳』も大変興味深い本ですので、合わせて読んでいただくことをおすすめします。



今回紹介した本
『スマホ脳』 アンディッシュ・ハンセン 新潮社


読書を通して自分らしく生きていける人が一人でも増えることを心から願っています。


その助けに自分がなれるのであれば、こんなに幸せなことはありません。


西の読書めがね